米一丸繋がりで和菓子を作ってみました。
本の中にあるように、実際には竹岩勘九郎が大宰府で執務を摂っていて不在中に屋敷を襲撃されたという記述はありません。あのあたりは完全に私の創作部です。
大宰府は有名ですし、能楽の舞台にするのに丁度良いことと、箱崎から大宰府までの距離感が物語として作り易かったという事もあります。
さて、このお菓子は梅ヶ枝餅といって、大宰府天満宮の名物まんじゅうです。九州におられる方なら良くご存知かと思います。
私はこの饅頭が大好物で、普段はあまり甘い物は食べないのですが、こればかりは1パックを一人で食べきります。待てなくて帰宅の電車内でも食べた事もあるくらいです。
どうしても食べたくなりましたが、上京してから簡単には手に入らなくなってきたので、いっそのこと自分で作ることにしました。
生地は米粉と白玉粉のミックスです。それに塩と砂糖くらいしか入ってません。生地の扱いは難しかったですね。私はつくねも鶏ももから叩いて作るのですが、それよりも扱いが難しかったです。少しでも手に着く時間が長くなると、すぐに生地が溶け出す感じでした。多分2秒とか3秒くらい一ヶ所を触り続けると生地が破れますね。
ついでに原価計算もやってみて、売値はだいたい一個で130〜140円くらいの金額になりました。中に入っている餡子を工夫すればもっと下げられると思いました。
私的にはこの生地の方が好きなので、餡は若干少なめでもいいかも知れません。
今回は趣向を変えてみましたが、自分でも暫くの間、米一丸と大宰府を題材にした事と、梅ヶ枝餅の存在をすっかり忘れてしまっていたのでこういう投稿にしてみました。