2019年3月20日水曜日

銘刀光世由来



 自作の発行を予定しております米一丸を題材に扱った古書を偶然入手する事ができましたので、ここで紹介致します。

 明治二十四年刊行の「銘刀光世由来」
 著者は福岡出身の記者、今村為雄。号は外園子。
 幕末期の安政の生まれ。反幕府側に立って福岡のクーデターに参加していた経歴をもっていた人物で、同郷の伝承である米一丸に着目して本を書いたところは動機としては私に似ているかもしれません。

 実はこの著書は現在は入手が非常に困難で、東京都国会図書館には初版と第二版が一冊づつ蔵書されています。
 私が入手したのは初版のうちでも恐らくは身内に配った程度の市場には出回らなかった貴重な本だと思います。発刊日の部分が記入されていませんでした。