以前紹介したとおり、私は出先でも家でも執筆できるようにiPadを利用していますが、原稿が大方終わった段階でPCでの作業に入ります。
これは出版に際して入稿する為のデータに直すだけでなく、ネット上で掲示している立読み版への変換、今後予定している電子書籍版への変換作業も全部含まれています。
今は公開する予定はありませんがiPadの原稿データはフリーツールの青空文庫版へとあまり手を加える必要もないくらい、ほぼ互換性があったりもします。
一冊目からこのあたりのデータのやり取りを試行錯誤しまして、将来何度もやり方を変えなくていいように吟味した結果です。
ちなみに校正にPC上で使用しているソフトは一般的なワードです。
日本語の書籍を印刷する為のデータを作る為のソフトとしてワードはあと一息という所で痒い所に手が届かない感じです。
最大の理由は日本語のルビでしょう。ワード以外にも日本語入力や出力に特化したソフトがありますが、もしそういったソフトを利用した場合、電子版に大いに影響を与える可能性もあって手を出していません。ワードは文字表記としては世界的にみても一番使用されているソフトだと思います。
いろんな状況が生まれてくる事を予想してワードを使用している部分もあります。
重要なのはハードやソフトの高機能性や最新の機能ではなく、利用したい分野の多種の互換性や不意の事態に対処する為に古いものでも止めてあるのです。